ボクシングのWBA世界スーパーフライ級スーパー王者ローマン・ゴンザレス(32)=ニカラグア=が、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(30)=Reason大貴=との王座統一戦を示唆した。
ニカラグアの現地メディア「LA PRENSA」が報じたもので、ロマゴンは井岡との統一戦について「おそらく7月に行われる」と話しており、日本での開催を希望している。
「井岡と王座統一戦を行うことを考えています」
ロマゴンは2月29日にWBA世界スーパーフライ級スーパー王者カリド・ヤファイ(英国)に挑戦し、9回TKOで王座返り咲きに成功した。関係者の間では、スーパーフライ級では体格的に限界とささやかれ、オッズも王者有利を示していた。そのような状況でロマゴンは右ストレート一発でヤファイをキャンバスに沈め、周囲の声を封じ込めた。
ロマゴンはかねてからベルトを奪取した際には、王座統一戦路線を進むことを明言していた。現在、他団体のスーパーフライ級は、WBCがフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、WBOは井岡、IBFはジェルウイン・アンカハス(フィリピン)が王者に君臨し、いずれの王者と対戦しても好カードになる。
現地メディアに対してロマゴンは「私のチームと話をし、井岡と王座統一戦を行うことを考えています。最終的にすべてが変わる可能性はありますが、おそらく7月に行われる」と語っている。今後、2週間ほど休養を取り、体重を57キロから58キロ程度に抑えながら次戦に備えるという。