ヤクルト、野村克也さんに「弔い優勝」贈れるか カギ握る男「中村悠平」の再起

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中村の活躍で浮上見えるか

   その中でキーマンとなるのが捕手の中村悠平だ。15年に正捕手として14年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。侍ジャパンにも選出されるなど日本を代表する捕手への期待が高まっていたが、16年からチームの低迷と共に苦難の日々が続いている。

   途中交代が増えて若手にマスクを譲ることも多くなった。さらに、今季から楽天を自由契約になった嶋基宏が加入。首脳陣は正捕手を競わせる方針だが、嶋は昨年自己ワーストの57試合出場にとどまり、盗塁阻止率.070と精彩を欠いた。中村が扇の要として稼働しなければヤクルトの浮上は見えてこないだろう。まだ29歳。再び光輝くことができるか。

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