相次ぐスポーツイベントの延期、中止 政府がようやく方針も「対応が遅すぎる」

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   新型コロナウイルスの感染拡大が日本のスポーツ界に大きな影響を及ぼしている。

   日本野球機構(NPB)は2020年2月26日、オープン戦全72試合の無観客試合を決定。サッカーのJリーグは2月26日から3月15日までの計94試合を延期することを決めた。3月8日に初日を迎える大相撲大阪場所は、無観客開催を視野に入れつつ3月1日にも臨時理事会を開き最終決断を下す。

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プロ野球オープン戦は全72試合を無観客試合

   プロ野球では巨人がいち早くオープン戦の無観客試合を決定した。巨人は2月25日、29日と3月1日に東京ドームで予定しているヤクルトとのオープン戦を無観客で開催することを発表。巨人の発表に続いて、NPBは2月26日、都内で12球団代表者会議を開き、29日から3月15日までのオープン戦全72試合を無観客で実施することを決定した。

   他競技では、ラグビー・トップリーグの試合延期が26日、決定した。日本ラグビー協会はトップリーグの第7節(2月29日、3月1日)、第8節(3月7日、8日)の計16試合の開催を延期することを発表。代替試合は3月と5月に予定しており、今後日程を調整していくという。また、日本プロボクシング協会は26日、3月に予定していた国内の試合を中止、延期することを決定した。

   欧州でも新型コロナウイルスが猛威を振るっており、感染が急速に拡大しているイタリアではスポーツイベントの中止、延期が相次いでいる。サッカーのセリエAは、すでに2月23日の4試合が延期され、今後は延期を含めて無観客試合などで対応していく見込みだ。また、バレーボール、ラグビー、ボクシング、ゴルフなどのスポーツイベントも中止、延期に追いやられている。

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