大食いタレントのギャル曽根さんが2020年2月25日、テレビ番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演し、京都府出身芸能人として他府県について意見を物申した。
その発言が、ツイッターで「ひどすぎない?」と大きな話題となっている。
滋賀を「行こうと思わない」とイジる
今回、番組が提示したテーマは「関西女ローカル対決」。大阪、京都、兵庫、滋賀出身の女性タレントが出演し、出身県の自慢や他府県へ物申したいことを思い思いに打ち明けるという企画である。
中でも放送中からツイッターで議論を醸したのは、京都府出身・ギャル曽根さんの発言だ。番組冒頭では隣接する滋賀県を「滋賀ってイマイチどこにあるかちょっと分からない」「行こうと思わない」といじり、滋賀出身のタレント・前川保志花さんがショックを受ける様子が放送された。
また、「寒い」「痛い」などの形容詞を「寒い寒い」というように重ねて使うのが特徴の京都弁に、大阪出身のモデル・アンミカさんが「何回言うねん!」とツッコミを入れると、ギャル曽根さんは「(二回重ねるのは)品がある」と反論。続いて、「そちら(大阪)の方が下品」であると言い放っている。
大阪出身者は男女問わず「寒い」を表現する時「おーさむっ!」と言うパターンが多い。 MCのさんまさんは「京都のが上品は上品」とフォローしたが、大阪出身の放送作家・野々村由紀子さんは「またこうやって下に見るでしょ!なんか知らんけど!」と不満げな表情を見せ、文字通り言葉の「大乱闘」がはじまった。
視聴者から「苦情が来る」
この発言を受け、ツイッターでは「ギャル曽根なんかムカつくわー笑」「言いすぎでは?」「上から目線かな」などの意見が飛び交った。
ただ、ギャル曽根さんの出身地は京都府ではあるが、京都市ではなく府北部の「舞鶴市」。そのため「ギャル曽根、京都自慢すごいけど、舞鶴出身かい」「お前が言うなよと思ってしまう」といったツッコミも寄せられた。
京都では、京都市内、特に中心部の住民が、市内の郊外地域や府内の他市に対し、「あそこは『京都』じゃない」と切り捨てるのが、一種の「あるある」となっている。
実際にギャル曽根さんはその後、番組で「こういう番組で京都代表で出演すると『お前は京都じゃない!』って苦情が来る」と告白。京都=京都市内というイメージに苦悩していると自虐している。
これには舞鶴出身者とおぼしきアカウントから「市内からは外れてるけど(舞鶴)は京都府」「ギャル曽根が舞鶴出身の悲哀を語ってくれている」と共感する声が多数集まった。