関西の名物CM「関西電気保安協会」のCMソングを、音楽ユニット・電気グルーヴの石野卓球さんがアレンジした企画「関西電気保安グルーヴ」のYouTubeでの動画公開が2020年2月29日で終わる。関西電気保安グルーヴのツイッターアカウントが26日、明らかにした。
関西電気保安協会は関西で電気設備の保守点検を行っている。「かんさ~いでんきほ~あんきょ~かい」という独特のフレーズが流れるCMで関西での知名度は高い。
「消さないでくれて、ありがとう」
このフレーズも活かして石野さんが作曲した「関西電気保安グルーヴ」の曲と動画が公開されたのは19年2月28日。ところが、直後の3月12日に電気グルーヴの相方、ピエール瀧さんがコカイン使用による麻薬取締法違反容疑で逮捕されると、電気グルーヴ関連のCDや映像ソフトの出荷停止、出演作品の放送休止や番組の中止といった「自粛」が相次いだ。
関西電気保安グルーヴの企画についても存続を心配する声が上がっていたが、同協会はピエール瀧さんが動画の製作に全く関与していなかったことなどから、公開を続ける方針であると報じられていた。19年3月15日にも「数多くの温かいメッセージ、ありがとうございます。これからも『関西電気保安グルーヴ』をお楽しみください」とツイート、企画の継続を伝えていた。YouTubeのコメントも、「このCMは残してほしい。曲に罪は無いというか、卓球さんとは関係ない」「消さないでくれて、ありがとう」など、継続に感謝するコメントが多く投稿されている。
関西電気保安グルーヴの動画公開自体は2月29日で終わる予定だが、3月2日には新しい動画が投稿されるとツイッターで予告されている。