「今は自分探し」日ハム退団の元ドラ2・森本龍弥 セカンドキャリアに向け、通い始めた場所は

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「自分は野球に人生をかけてきたので...」

   中田氏は「プロ野球に限らず、独立リーグやその他の競技を引退した後、セカンドキャリアに悩んでいる人が多くいます。プロ野球選手はまだ恵まれているほうで、金銭的に苦しい立場にいる元アスリートはたくさんいます。そのような元アスリートの手助けをしたい。私たちの活動が少しでも元アスリートたちの役に立てればと思っております。人生のピークが20歳だなんて、あまりにも寂しすぎますから」と話した。

   同校はあらゆる競技の元アスリートに門戸を広げ、現役時代の成績などは関係なく元アスリートであれば入学が可能だという。森本氏や森山氏のような元プロ野球選手の他に、元サッカー選手、アメフト選手、スピードスケート選手らが4月に入学を予定しており、今後も順次、東京校、大阪校で入学を受け付ける。

   4月から大阪校に入学する森本氏。その森本氏のセカンドキャリアを同期の大谷は気にかけているようで、つい最近、大谷から「仕事決まったか?」との連絡がきたという。昨年10月に7年間におよぶプロ生活に終止符を打った森本氏は「1日1日は長かったですが、トータルしたら7年間は短かったです。一瞬の7年でした」と振り返る。そして、森本氏は自身に問いかけるように言った。

「野球人生よりも、これからの人生の方が長いとよく周りから言われますが、自分は野球に人生をかけてきたので、まだその意味が分からないんです。実感もありませんし。ただ、今後の人生、悔いのないように頑張りたいと思います」

   元ドラフト2位の25歳が直面するセカンドキャリア。人生の岐路に立つ森本氏が今後どのような道へと進むのか。答えはまだ出ていない。

(J-CASTニュース編集部 木村直樹)

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