「今は自分探し」日ハム退団の元ドラ2・森本龍弥 セカンドキャリアに向け、通い始めた場所は

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   アスリートのセカンドキャリアを支援する目的で設立された一般社団法人「日本営業大学」が2020年2月23日、プレ開校した。

   この日は埼玉県さいたま市内で講義が行われ、プロ野球の日ハムを昨シーズン限りで退団した森本龍弥氏(25)、森山恵佑氏(25)らが出席し、第二の人生に向けて新たなスタートを切った。

  • 講義を受けた森本氏(左)と森山氏
    講義を受けた森本氏(左)と森山氏
  • 講義を受けた森本氏(左)と森山氏

同期のドラ1は大谷翔平

   「僕はあまり頭がよくないので、理解出来ていないところはありましたし、もっと自分から質問をした方が良かったと思っています」。90分間にわたる講義を2コマ受講した森本氏は、人懐っこい笑顔をのぞかせ、初講義を振り返った。

   森本氏は小学1年から野球を始め、中学時代は地元大阪府内の硬式野球チームで活躍。高校は地元を離れて高山第一高に進学し、甲子園出場はなかったものの強肩強打で注目を集め、2012年のドラフトで日ハムから2位指名を受けプロ入り。契約金5000万円、年俸500万円(金額は推定)で、同年のドラ1は現MLBエンゼルスの大谷翔平投手(25)だった。

   球団の期待は大きく、球団は未来のクリーンナップ候補に背番号「24」を与えた。入団から4年間は2軍暮らしが続き、1軍の出場機会が巡ってきたのがプロ5年目の2017年だった。同年4月13日、対ソフトバンク戦で1軍デビューを飾り、初打席初安打を記録した。その後、1軍での出場は4試合にとどまり再び2軍生活に戻った。

   2018年シーズンは、開幕から出遅れた。3月20日に左手有鈎骨の摘出手術を受け、リハビリを続けながら実践復帰をうかがった。ファームでは首脳陣にアピールするほどの成績が残せず、この年は1軍での出場はなしに終わった。シーズン後に戦力外となり支配下契約を解除され、育成選手として球団と再契約。背番号は「24」から3ケタの「124」となった。

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