JR「自治体が公表すると判断して差し控えた」
発表が2日遅れた理由について、JR東日本の広報部は2月25日、取材にこう答えた。
「自治体が公衆衛生上の必要性とプライバシーのバランスを考慮して公表するものだと判断し、一事業者としての公表を差し控えていました。厚労省は、感染の公表は、自治体が一元的に行い、事業者単独での公表は推奨しないとの見解を示し、会社への指導もありました。相模原市と手続きや情報を共有しようと協議し、指導に基づいて公表しています。公表したのは、公共交通機関であることを踏まえたものです」
どんな協議が行われたのかについては、明かせる内容ではないため具体的なことは言えないとしている。
5ちゃんねるで「リーク」とされたメールや文書が実際にあったかについては、感染症対策の再徹底など社員を指導したのは事実だとしたものの、「個別の内容になりますので、お答えできないです」と答えた。
「リーク」を受けて発表したわけではないとし、隠蔽ではないかとの一部の見方についても否定した。
なお、あくまでも社員感染が分かったのは22日だといい、この社員は、駅のホーム巡回もしていたものの、接客業務には携わっていないと強調した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)