運営側に聞いてみると...
これらの声を読んだ上で、前述の西武ホールディングスのリリースを見てみると、確かに、そのコンセプトや予想される完成図が「オトナ帝国」とオーバーラップする箇所が多いようにも感じられる。
そこで、J-CASTニュースは西武園ゆうえんちを運営する西武鉄道の広報担当者に、リニューアルのコンセプトを改めて聞いてみると、
「今回の西武園ゆうえんちリニューアルのコンセプトは、『心あたたまる幸福感に包まれる世界』です。 1960年代をイメージした "あの頃の日本"は希望や幸福感に満ちており、大人世代にとっては懐かしい空間であるとともに、若い世代にとっても当時を知らないからこそあこがれる非日常を感じ、『幸せ』『あたたかい』といったポジティブな印象を受け取っていただけると考えています。クレヨンしんちゃんの映画を参考にリニューアルコンセプトを考えたということはございません」
とのことだった。
ちなみに、「オトナ帝国」での「20世紀博」は、大人たちの懐古心をくすぐることで人々を夢中にさせ、ついには洗脳して時代を逆行させようという陰謀が隠されていたが――。「西武園ゆうえんち」にも、映画さながらに大人たちが行列を作る姿が見られるのだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)