「立地も埼玉だしこれは間違いなく20世紀博」
これらのアカウントが言う「オトナ帝国」だが、その出典は2001年に公開されたアニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」というタイトルだ。
主人公の野原しんのすけの両親である、ひろし・みさえの2人をはじめ、「春日部」に住む大人たちが「20世紀博」なるテーマパークに魅了され、子供の頃に楽しんだテレビ番組や玩具などで夢中になってしまう――ということから、物語が始まる。
20世紀博の詳細を見てみると、「太陽の塔」「ソ連館」「月の石」といった、1970年に開催された「日本万国博覧会」(大阪万博)をモチーフとしているのがありありと分かるテーマパークとなっているほか、作中では「20世紀の匂い」「懐かしい匂い」というフレーズが多用され、1970年頃の日本の風景を再現したアトラクションがテーマパーク内を埋め尽くしているとの演出が続く。
そのためか、前述の声のほかにも、「オトナ帝国よりは数年古い風景になるけどまあ大体オトナ帝国で20 世紀博」と、西武園ゆうえんちのリニューアル計画を評する声や、「立地も埼玉だしこれは間違いなく20世紀博。大阪では万博やるし、オトナ帝国の逆襲とコラボしてほしい」と、「春日部」と2025年に再び開催が予定されている大阪万博という要素から、西武園ゆうえんちと大阪万博のコラボレーションを期待する声もある。