ゲーム制作のノウハウを「薬の飲み忘れ」に
東和薬品とバンダイナムコ研究所(東京都江東区)は、ゲーム制作のノウハウを活用した「服薬支援ツール」を2020年度をめどに開発し、効果測定を始める。高齢者らの薬の飲み忘れ防止や、薬を飲むことでモチベーション向上につながるようなツールを目指す。医療用医薬品メーカーとエンターテイメントを手掛ける企業が手を組むのは珍しいという。
飲み忘れなどで薬を適切に服用しなかった場合、十分な治療効果が得られなかったり、治療期間が延長してしまったりする恐れがあるという。そこで同ツールを活用すれば、残薬の金額は年間500億円にもなるとされる、飲み忘れてしまった薬(残薬)の削減も期待できる。