STU瀧野由美子、イベントで見せた「ガチ」な新幹線愛 500系に「運命感じる」

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   京都鉄道博物館(京都市下京区)で2020年2月22日、企画展「ハローキティ新幹線展」が始まった。この日行われたオープニングセレモニーには、鉄道、とりわけ新幹線好きで知られるSTU48の瀧野由美子さん(22)が登場。新幹線の魅力を熱弁した。

   今回の展示では、常設展示の新幹線500系車両が「ハローキティ新幹線」仕様にラッピングされている。瀧野さんが最も好きな新幹線が500系で、500系と瀧野さんは「同い年」の関係。瀧野さんは「すごく運命を感じる」と感慨深げに話す一方で、自分を鉄道にたとえるとすれば、初代新幹線車両の「0系」とも。STU48の初のシングル曲「暗闇」(18年1月発売)でセンターポジションを務めたことなどが理由で、グループのフロントランナーとしての自負をのぞかせた。

  • 500系車両の魅力を熱弁するSTU48の瀧野由美子さん(写真左から2番目)
    500系車両の魅力を熱弁するSTU48の瀧野由美子さん(写真左から2番目)
  • STU48の瀧野由美子さん
    STU48の瀧野由美子さん
  • 新幹線の0系車両。1964年にデビューし、2008年まで営業運転を続けた
    新幹線の0系車両。1964年にデビューし、2008年まで営業運転を続けた
  • 500系車両の魅力を熱弁するSTU48の瀧野由美子さん(写真左から2番目)
  • STU48の瀧野由美子さん
  • 新幹線の0系車両。1964年にデビューし、2008年まで営業運転を続けた

500系は「こだま」運用なので「キティちゃんと一緒に、ゆったりとした旅を」

   「ハローキティ新幹線」は、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の世界観をテーマにした500系の「500 TYPE EVA」を改装する形で18年6月にデビュー。新大阪-博多間を1日1往復しており、ピンク色でハローキティのリボンを大きくあしらった外装が特徴だ。8両編成で、1号車には限定グッズや地域の特産品の展示スペースを設け、2号車ではヘッドカバーにハローキティのイラストが入り、撮影スポットもある。今回の展示では、こういった内容をパネルで紹介しているほか、関西空港と京都や大阪を結ぶ「ハローキティはるか」の4編成目もお披露目されている。

   家族の影響で、鉄道は「本当に物心ついた時から好き」だという瀧野さん。500系は先頭車両のロングノーズが特徴で、「本当にフォルムがむちゃくちゃ格好いい」と「推しポイント」を挙げた。500系は1997年3月に営業運転を始め、瀧野さんは97年9月に生まれたという「同級生」の関係で、「それにすごく運命を感じていますし、世代を問わず愛されているところが、すごく好き」などと熱弁した。かつては東京-博多間を「のぞみ」として走った500系だが、今では新大阪-博多間を「こだま」として走る。

   瀧野さんは

「各駅に停車するので、ゆっくり旅が楽しめると思うので、キティちゃんと一緒に、ゆったりとした旅を楽しんでもらえればうれしい」

などとアピールした。STU48の新曲「無謀な夢は覚めることがない」(20年1月発売)にちなんだ「無謀な夢」として、「『キティちゃん新幹線』の次は『STUキティちゃん新幹線』というのがいつかできたらいい」と笑顔を見せた。

1964年から2008年まで活躍した0系との共通点

   「500系愛」を語り続けてきた瀧野さんだが、記者から「ご自身を鉄道にたとえるとすれば、どういう車両になるのか」と聞かれて返ってきた答えは、少し考えた様子で「そうですね~。自分は、私は0系ですかね~」。0系と自らの共通点について、このように語った。

「あの、よく『丸い』って言われるので...。0系はすごく丸い、かわいい顔をしているので、なんかそれに似てるかな...?って思います、はい。あとは、STUの最初のセンターをやらせていただいたので、最初を引っ張っていくという意味では、ちょっと似たようなものがあるのかな、と思って0系に...。まぁ、すごく恐縮なんですけど、似てるかな...と思います」

   0系は東海道新幹線が開通した1964年にデビュー。100系、300系、500系、700系といった多くの後継車両に交じって08年まで営業運転を続けた。一方の瀧野さんは「暗闇」から「無謀な夢は覚めることがない」まで4作連続でセンターを務めている。

   それでも瀧野さんの「500系愛」は相当なものだ。イベントが終わって瀧野さんらがステージから降壇し、報道陣が解散してからも、スタッフと2人で一般の来館者に交じって500系の撮影を楽しんでいた。「ハローキティ新幹線展」の会期は5月24日まで。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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