「不遇」と言われながら...研究生スタートばねにした2期生
現在1期生から4期生までが在籍する乃木坂46だが、加入経緯はさまざま。グループ発足を担った1期生は2011年にオーディションが行われ8月に36人がお披露目となった。活動2年目の2012年12月~13年1月に2期生オーディションを行い、5月に合格者12人がお披露目されたが、2期生は全員が研究生(「坂道研修生」とは異なる)からスタートした。
このため正規メンバーへの加入は段階的になり、13年11月に7枚目シングル「バレッタ」での堀未央奈さんの昇格から、15年2月に6人(伊藤純奈さん・佐々木琴子さん・鈴木絢音さん・寺田蘭世さん・山﨑怜奈さん・渡辺みり愛さん)が昇格し全員が正規メンバーとなるまで、合格から2年弱を要した。このような段階的な昇格システムが取られたのは2期生だけで、2016年の3期生オーディションで12人が選ばれた3期生は最初から全員が正規メンバー、さらに一部メンバーには合格時点で雑誌での企画が用意された。
グループの「顔」となったメンバーが多くいた「牽引役」の1期生、人気確立後に加入した3期生以降と比べて2期生には「不遇」ではないかというファンの声も少なくなかったが、その分個々のメンバーが得意分野を発掘して活躍し「個性派ぞろい」と評する向きもある。2期生の北野日奈子さんは、17年7月9日のブログで
「二期生はみんなそれぞれ
スタートがちがうから
皆んなの立ち位置もかなり違うと思うし
だけど、それぞれがちゃんと意味のあるポジションにいて、
それを自分たちでわかっていて
だからこそそれぞれが個々に頑張って
今では皆んながみんなそれぞれの分野で
活躍してると思います」
と振り返っていて、加入経緯もメンバーの活動路線に影響していることがうかがえる。