元SMAPの中居正広さんが、2020年2月21日夕方にテレビ朝日で記者会見を開き、ジャニーズ事務所を3月末に退所することを発表した。
会見冒頭、退所を思い立った時期について中居さんは19年の5月か6月だったと説明。その後、6月に事務所の前社長である故・ジャニー喜多川氏が体調不良で倒れたことに触れつつ、「明日にでも辞めて、この会社以外でやりたいということでもなかった」と、ジャニーさんの入院で会社が揺れる中でも退社したいというものではなかったとしつつ、時期をうかがっていたと明かした。また、独立に際して個人事務所を設立したことを公表したほか、現在のレギュラー番組は4月以降も継続して出演することも明かした。
「引き止められなかったですね」
冒頭での中居さんからのこれらの発表が終わると、質疑応答が始まった。最初に飛び出したのは、中居さんが設立した会社名について。その名前は「のんびりな会」というもので、その由来については「のんびりやっていこうという思いが含まれてるんじゃないでしょうか」としつつ、「なかい」という音を入れたかったと説明した。会社について中居さんは所属しているのは自身1人だけとしつつ、「どこかの傘下に入ることも全くないです」と明かした。
その後も別の記者たちからも矢継ぎ早に質問が続いた。退所を打診した際に事務所から引き留めはあったかについて聞かれると、「引き止められなかったですね。何で引き止められなかったんだろう?」と自らにツッコんだほか、決断の際には元SMAPの4人に話をしたかと聞かれると、「どなたにも、1人も話していません。自分1人で決めました」と明かした。
また、一番感謝している人については即答で「ジャニーさん」。会見中には、持参したジャニーさんの遺骨を紹介する場面もあった。さらに、すでにジャニーズを退社した「新しい地図」の香取慎吾さん、草なぎ剛さん、稲垣吾郎さんの3人との共演の可能性はあるかについて聞かれると、「1パーセントに賭けてみるというのもありうる」と、可能性は低いとしつつ否定はしなかった。