科学的意思決定は「人権を守り、不要な差別を避けるために重要」
科学的意思決定は偏見や差別を避けるためにも必要だ、とも訴えた。
「日本はハンセン病やHIVといった感染症をめぐって、多くの社会問題に苦しんできた。ハンセン病患者は、その外見から間違った見方、偏見によって隔離されてきた。科学的には、ハンセン病は、日常生活の接触では感染せず、患者は隔離すべきではない。科学的意思決定は、人権を守り、不要な差別を避けるために重要だ」
中国には「疾病予防管理センター」韓国には「疾病管理本部」といった、CDCのような組織がすでに発足している。こういった状況について、岩田氏は
「東アジアの国は裏側で物事を決めがちだが、変わりつつある。日本はまだ変わっておらず、変わるべきだ」
と話した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)