神戸大教授「告発動画」、第三者の専門家に見解を聞く 「言っていることは妥当」...ポイントを解説

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「プロ不在」の重大さ

   2点目の「プロの感染対策の専門家の不在」について、勝田氏はその重大性をこう説明する。

「ここで岩田氏が言っている『プロ』というのは、ただ医師免許を持っていればいいわけではありません。資格は2階3階建てになっています。医師免許は一番ベーシックな『1階』部分。それを持っている人が、一定の研修をし、一定の年限の経験を積んで、初めて『2階』のことができる。その『2階』部分のことを岩田氏はプロと言っている。実際、感染症のエキスパートの資格として『ICD』(編注:インフェクション・コントロール・ドクター。ICD制度協議会が認定、事務局は日本感染症学会)という制度があります。

例えば、私は医師免許を持っているから、法的には心臓手術をしてもいいんです。でも、実際にできるかと言ったら(専門外なので)できない。私がメスをもって心臓手術をするような状況になっていたことが、今回の動画で語られたので、驚かれたのです」

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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