神戸大教授「告発動画」、第三者の専門家に見解を聞く 「言っていることは妥当」...ポイントを解説

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「プロの感染対策の専門家が1人もいない」

   2点目は人員の面。岩田氏は専門家の不在を指摘する。

「そもそも常駐してるプロの感染対策の専門家が1人もいない。時々いらっしゃる方がいますが、彼らもヤバいなと思ってるけど何も進言できないし、進言しても聞いてもらえない。やってるのは厚労省の官僚たち」
「専門家が責任を取って、リーダーシップを取って、感染対策についてのルールを決めてやってるんだろうと思ったんですけど、まったくそんなことはないわけです」
「要は院内の感染がどんどん起きててもそれに全く気付かないわけで、対応すらできない、専門家もいないと。グチャグチャな状態になったままでいるわけです」

   過去、エボラ出血熱が流行するアフリカや、SARS(重症急性呼吸器症候群)が流行する中国でも感染症対応にあたってきた岩田氏。このようなDP船内の体制について、動画の途中で「アフリカや中国なんかに比べても全然ひどい感染対策をしている。シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした」とも述べていた。

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