厚労省サイトで「全国の相談センター」を紹介
相談先のセンターは「帰国者・接触者相談センター」という名前だが、今回の発表では、「帰国者・接触者」という言葉は気にする必要はなく、上記で触れた2項目の症状がある人すべてが対象だ。同センターがこうした名称なのは、前日16日時点では、「(中国の)湖北省または浙江省への渡航歴や感染が明らかな方との接触歴があり、発熱や咳などの症状がある方」(厚労省サイト一般向けQ&A<2月16日版>)が相談する先として機能していたためだ。いずれにせよ、今回の発表では、センターに相談する際に自身が「帰国者・接触者」かどうかは関係ない。
全都道府県に設置している「帰国者・接触者相談センター」の連絡先は、各都道府県が公式サイトなどで公表しており、厚労省サイトには、とりまとめページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html)もある。同ページには、全都道府県の名前が載っており、たとえば「東京都」をクリックすると、東京都サイトの福祉保健局の関係ページに飛ぶ。全国に500カ所以上あり、いくつかの都道府県サイトを見た範囲では、基本的に各地の保健所が設置先となっていた。
また、上記のような項目には当てはまらないけれども自身の症状に不安がある、という「一般的なお問い合わせ」の場合は、厚生労働省の相談窓口が対応している(電話番号0120-565653<フリーダイヤル>、FAX03-3595-2756、受付時間9時~21時<土日・祝日も実施>)。同種の「新型コロナに関する一般的な相談窓口」は都道府県にもあり、各サイトなどで公表している。