あさチャン取材相手が「新型コロナ陽性」と判明 TBS「偶然居合わせた」、ディレクターは自宅待機に

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「無症状の人であれば、濃厚接触ではない」

   「えー、ウソでしょ? 仕事してますよ、私...」。ウイルス検査の結果、陽性と分かったと告げられたといい、男性は、ディレクターと距離を置くために後ずさりした。病院に入院することになり、ディレクターは、ここで取材を切り上げたという。

   都は2月15日の会見で、検査対象になった新年会参加者には保健所が自宅待機を依頼した、無症状の人とは感染する可能性はないと考えられ濃厚接触にならないと説明していた。番組は、このことを紹介したうえで、ディレクターは、都の相談窓口に電話し、都からは、感染者と接触しても、症状がないなら検査の対象外との回答があったとした。

   ディレクターは、取材後に帰宅し、自宅待機しているという。番組では、出演した医師は、無症状の人からは割合が低くても感染することが知られていると都に反論していた。

   都の感染症対策課は17日、無症状の人への接触について、J-CASTニュースの取材にこう答えた。

「一般的には、感染する可能性は極めて低く、濃厚接触ではないことになります。検査の対象外になり、自宅待機もしなくていいと思います。最終的には、保健所の判断ですね」

   検査対象者が仕事を続けることについては、こう言う。

「感染者が確認されてから、保健所が検査の前でも自宅待機を要請しています。強制力はなく、受け止め方の問題もありますが、保健所から何も言われていないということはないと思います」

   ディレクターが男性と遭遇したことについて、TBSの広報部は17日、取材に対し、新年会参加者と分かって会ったわけではなく偶然に居合わせたとし、ディレクターは、局の安全ガイドラインに従って取材活動をしていたと答えた。

   タクシー運転手の男性は無症状だとしたため、ディレクターは、濃厚接触したとはみなせないと説明した。都からは特に指示などは受けていないというが、感染を広げないようにするため、自宅待機は当面続けるとした。ディレクターの体調については、異変は聞いておらず、特段の変化はないとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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