あさチャン取材相手が「新型コロナ陽性」と判明 TBS「偶然居合わせた」、ディレクターは自宅待機に

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   TBS系の情報番組「あさチャン!」が、新型コロナウイルスの感染が広がった屋形船での新年会に参加したタクシー運転手に取材ディレクターが遭遇し、その後この運転手は感染していたことが分かったと放送した。

   番組では、関係者を探していたというが、TBSは、遭遇は偶然だったと説明している。このディレクターは、当面自宅待機するという。

  • 感染者との遭遇を報じたTBS
    感染者との遭遇を報じたTBS
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感染者の関係者を探していると、当事者だった

   屋形船での新年会は、東京・城南地区の個人タクシー組合支部が2020年1月18日夕に行った。運転手ら約80人が参加し、その後、2月13日になって一部の運転手らに初めて感染が確認された。

   品川区の品川保健センターでウイルス検査が行われており、番組によると、TBSのディレクターは、15日14時ごろにJR品川駅周辺で個人タクシーに乗車し、事情を知る関係者を知らないか取材を始めた。

   すると、このタクシーの運転手男性は、新年会に参加していた当事者だった。

   男性は、最初に確認された感染者とテーブル1つを隔てて座っていたといい、14日に品川保健センターで検査を受けたと明かした。センターでは、検査結果はこの日の夜には分かると言われたとし、連絡が来ないということは陰性だと説明した。

   熱もなく無症状だとしたが、ディレクターは、「ちょっと外に出ましょうかね」と言って、車外で取材を続けた。閉鎖的な空間を避け、一定の距離を取ったという。男性は、「仕事をやっちゃダメっていうことは何も言われていませんから」と言い、14日から業務を続けているとした。

   そして、取材を始めて50分が経ったころ、男性の携帯に保健所から電話があり、男性は、そのやり取りで絶句した。

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