キスマイ宮田が「もう恋なんてしない」熱唱 音楽番組での「槇原カバー」に注目集まる

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   2020年2月16日に放送された「『UTAGE!』バレンタイン2日後SP~紅白愛の歌合戦~」(TBS系)で、アイドルグループ「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉さん(31)が歌った楽曲が話題だ。

   同番組は3時間の音楽番組で19組の歌手が出演。この中で、番組中に宮田さんにはいくつかの出番があったが、視聴者が注目したのは番組前半に放送された「愛の名曲を全員で歌い繋ぐマラソンメドレー」というコーナーだった。同コーナーでは出演歌手がリレー形式で楽曲を次から次へと披露。15番目に登場した宮田さんは「もう恋なんてしない」を披露したが、同曲は歌手の槇原敬之容疑者(50)の楽曲であり、13日に同容疑者が逮捕されたこともあり、視聴者の関心が集まった。

  • 「もう恋なんてしない」が歌われた
    「もう恋なんてしない」が歌われた
  • 「もう恋なんてしない」が歌われた

歌手名テロップ出ず、視聴者「明記ないな」

   歌い出し冒頭、他の楽曲では楽曲名と歌手名のテロップが表記されていたが、宮田さんの姿と同時に表記されたのは楽曲名のみ。その他には別の歌手の歌唱時とは別段扱いの違いはなく、宮田さんは同曲のワンコーラスを歌い上げると、次の歌手が登場し、宮田さんの出番は終わった。

   非常に悪いタイミングとなってしまった同曲だが、ネット上ではツイッターを中心に同曲が放送されたことを評価する声が続々と上がる事態に。あるツイッターアカウントは、「いや宮田さんよ、マッキーのもう恋なんてしない歌ってるよ。て、槇原敬之明記ないな」と、歌手名の表記がないことに気付いたとツイート。また、別のアカウントは、

「UTAGEで宮田さんが"もう恋なんてしない"をカバーしてたけど、やっぱり名曲なんだよなぁ 昔から槇原敬之の曲好きだったし、曲には罪はないので差し替えとか販売停止はしないでほしい......」

と、その願いをツイートしている。また、さらに別のアカウントは「槇原の曲普通に歌うのも草(収録だから仕方ないだろうけど)」と、同シーンについて苦慮したであろうテレビ局のスタッフを慮っている。

割れ始めた対応...販売を再開したサイトも

   芸能人が事件を起こした際には、その都度、その芸能人に関するドラマ・映画・歌などの作品が販売中止や配信停止になるなどしており、その度に、「自粛は当然」とする声や「作品に罪はない」とする声が上がるようになっている。今回、歌手名の表記がなかったのは、恐らくは槇原容疑者の事件を受けての対処であり、楽曲をカットしない上でのギリギリの選択肢だったことは想像に難くない。

   なお、槇原容疑者をめぐっては、逮捕が報じられた13日の夕方以降、本人の作品の配信停止などの措置が取られる例が多々見受けられた。14日12時台では、AmazonやHMV&BOOKS online、ビックカメラ・ドット・コム、ヨドバシ・ドット・コムなど複数の通販サイトで、槇原容疑者のCDやDVD作品が「お取り寄せ」「入荷日未定」「販売休止」「在庫切れ」の表示に。ヨドバシ・ドット・コムを運営するヨドバシカメラ広報は14日のJ-CASTニュースの取材に対し、「仕入れ先からの回答待ちの状態」と回答。併せて、入荷ができれば、販売再開を予定していると説明していた。

   17日17時台に改めて、これらのサイトを見てみると、AmazonとHMV&BOOKS onlineでは購入可能になっている一方、ビックカメラ・ドット・コムでは「販売休止中です」の表記が。また、ヨドバシ・ドット・コムでは「お取り寄せ」、もしくは「販売休止中です」の表記となっており、対応が割れ始めているのが分かる。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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