松井珠理奈、卒業発表も「実感わかない」 1週間ぶりファンの前に登場

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   バレンタインデーの翌日にあたる2020年2月15日、名古屋・栄を拠点に活動するSKE48が静岡県袋井市でコンサートを開いた。国生さゆりさんの「バレンタイン・キッス」や、Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」などバレンタインデーにちなんだ楽曲を含む、2公演で延べ74曲を披露し、延べ9500人の観客を沸かせた。

   グループに所属する全75人のメンバーが出演。2月7日にグループ卒業を発表した松井珠理奈さん(22)も1週間ぶりにファンの前に姿を見せ、「なんかほんと実感わかない」「なんで発表しちゃったんだろうなぁ...」などと、卒業への複雑な胸中をのぞかせた。

  • SKE48のコンサートには全メンバー75人が出演した。松井珠理奈さんは卒業発表から1週間ぶりにファンの前に登場した (c)2020 Zest,Inc.
    SKE48のコンサートには全メンバー75人が出演した。松井珠理奈さんは卒業発表から1週間ぶりにファンの前に登場した (c)2020 Zest,Inc.
  • ソロ曲を披露する松井珠理奈さん (c)2020 Zest,Inc
    ソロ曲を披露する松井珠理奈さん (c)2020 Zest,Inc
  • 初めてパフォーマンスの臨んだ10期生。「望遠鏡のない天文台」「渚のイメージ」の2曲を白いワンピース姿で披露した
    初めてパフォーマンスの臨んだ10期生。「望遠鏡のない天文台」「渚のイメージ」の2曲を白いワンピース姿で披露した
  • SKE48のコンサートには全メンバー75人が出演した。松井珠理奈さんは卒業発表から1週間ぶりにファンの前に登場した (c)2020 Zest,Inc.
  • ソロ曲を披露する松井珠理奈さん (c)2020 Zest,Inc
  • 初めてパフォーマンスの臨んだ10期生。「望遠鏡のない天文台」「渚のイメージ」の2曲を白いワンピース姿で披露した

メンバーは次々と慰留「卒業やめるのもありですよ?」

   松井さんは昼の部序盤のMC(トーク)で、自らの卒業について

「なんかほんと実感わかない。本当にわいてないんですけど...」

と明かした上で、コンサートのタイトルに「2020」が含まれることから、

「...ってことは、来年もやるのかなーと思って、その時には自分いないんだなー、って思って、今日楽しまなきゃなー!ってすごい思ってる」

などと意気込んだ。その上で、「なんで発表しちゃったんだろうなぁ...」と、グループ活動への心残りもにじませた。これに客席も反応。「えーっつ!」という声があがると、須田亜香里さん(28)も「えっ、取り消すとかあるんですか!?」。ステージ上のメンバーも次々に「やめてもいいんですよ?」「卒業やめるのもありですよ?」と口にしたが、松井さんは「やめるのやめてもいいの?」と一瞬考えた様子で「アンチ増えそうだからやめとくわ」。大場美奈さん(27)が「こっちは全然(卒業撤回)ウェルカム」と引き取った。

「音響がんばれ!」「音響さんがんばって!」

   松井さんは唯一の1期生だが、18年12月に加入した9期生を筆頭に、若手メンバーの活躍も目立った。昼の部の中盤に9期生が披露した「賛成カワイイ!」では、終盤に音響トラブルで伴奏がストップし、会場には雑音が響き渡った。客席から

「音響がんばれ!」
「音響さんがんばって!」

といった声があがる中、9期生は最後まで踊りきってパフォーマンスを終えた。須田さんは終盤のあいさつで、感無量の面持ちで「私はそれをメンバーが切り抜けてる姿を見て、ちょっとうるっときてしまって...」とふり返った。

   実はこういた事態はSKE48にとっては初めてではない。中部国際空港(11年12月)や日本テレビ(13年3月)で行われたイベントでも音響がストップし、観客の手拍子や合唱に助けられて乗り切ったことがある。

   こういった経験を踏まえて、須田さんは後輩の奮闘をたたえていた。

「そのー、SKE代々の洗礼を...今日ここで後輩メンバーも受けて、しかも切り抜けることができたというのは、私たちSKEにとってすごくうれしいハプニングだったかなと思います。それを目撃してくださった方がいることを、すごく誇りに思います」

   9期生は、見習いにあたる「研究生」と呼ばれるポジションだったが、この日の夜公演では17人のうち7人が正規メンバーに昇格することが発表された。白井友紀乃さん(19)さんは、妹で先輩メンバーの白井琴望(ことの)さん(17)と同じ「チームKII」への所属が決まり、涙を流しながら昇格を喜んでいた。

「私は本当に、妹が呆れるくらい泣き虫で、でもファンの皆さんはそんな泣き虫な私を見捨てないでくださって...。(KIIの)メンバーになったら、ちゃんと克服して、KIIのメンバーとして個性もしっかり出していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします」

   19年11月に合格が発表されたばかりの10期生は、初めて観客の前でパフォーマンス。「一生懸命パフォーマンスします」といった初々しい自己紹介に続いて、「望遠鏡のない天文台」「渚のイメージ」の2曲を白いワンピース姿で披露した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

姉妹サイト