「世紀の番狂わせ」から30年 タイソンを倒した男、ダグラスの栄光と苦闘とは

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   今から30年前の1990年2月11日、東京ドームで「世紀の番狂わせ」が起こった。無敗を誇るヘビー級統一王者マイク・タイソン(米国)が、挑戦者ジェームス・ダグラス(米国)の一撃に沈んだ。世界のボクシング界における史上最大級の「番狂わせ」だった。

   あれから30年、いまなお語り継がれる「世紀の番狂わせ」の主役・ダグラスは現在、何を思い、どのような生活を送っているのだろうか。

  • 1990年2月11日、ジェームス・ダグラスがマイク・タイソンを破った「世紀の番狂わせ」(写真:ロイター/アフロ)
    1990年2月11日、ジェームス・ダグラスがマイク・タイソンを破った「世紀の番狂わせ」(写真:ロイター/アフロ)
  • 1990年2月11日、ジェームス・ダグラスがマイク・タイソンを破った「世紀の番狂わせ」(写真:ロイター/アフロ)

元プロボクサーの父の指導を受けプロの道へ

   ヘビー級の歴史を変えた一戦から節目の30年を迎え、海外メディア「Primera HORA」は2020年2月11日、30年後のダグラスを追った記事を掲載。ヘビー級史上最強といわれたタイソンを倒し、一夜にして世界にその名をとどろかせたダグラスの「栄光」と、その後の「苦闘」を紹介している。

   ダグラスは現在、出身地の米オハイオ州コロンバスのコミュニティーセンターでボクシングのインストラクターをしているという。現役時代から患っている糖尿病と向き合いながら、世界チャンピオンを夢見る少年たちにボクシングの手ほどきをしている。また、恵まれない環境にある若者をサポートするプログラムのための資金集めに尽力し、表彰されたという。

   「常にチャンピオンになることを夢見ていた」というダグラス。元プロボクサーでミドル級の世界ランカーだった父ビル・ダグラス氏に幼少のころからボクシングの指導を受け、21歳でプロデビューを果たした。1987年にトニー・タッカー(米国)と空位のIBFヘビー級王座を争い10回TKO負け。そして3年後に2度目の世界戦のチャンスが巡ってくる。3団体統一ヘビー級王者タイソンへの挑戦だ。

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