「このおじさんは140キロそこそこしか出ておりません笑」
米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が2020年2月15日、ツイッターに冗談めかした自虐ツイートを投じた。同投稿には田中投手自身の投球練習動画が添えられている。唐突な自虐の発端は、どうやらシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手にあるようで...。
藤浪晋太郎157キロに「負けないよ」「140キロそこそこしか」
「藤浪くん157km/h!俺はわかる。この時期のそのスピードの凄さを。。おじさんは今147km/hが精一杯です」
ダルビッシュ投手の2月9日のツイートだ。この日行われた阪神と日本ハムの試合で、阪神の藤浪晋太郎投手が最速157キロを記録したニュースを気にかけたと思われる。翌2月10日もダルビッシュ投手はツイッターで「おじさんは今日のブルペンで149km/hまで出ました。おじさん負けないよ!」と対抗心を燃やし、2月14日には「おじさん、今日のブルペンで151km/h出ました!」と仕上がりが順調である様子をうかがわせていた。
田中投手が冒頭のツイッターを投じたのは、こうした流れを受けてのようだ。リプライ欄を見ると「140km/hの球を投げられるおじさんはそうそういない」、「こんな軽そうに投げてるのに140キロはエグい」という激励のほか、「100キロも出ないおじさんです」、「マー君と同じ88年生まれのおじさんですが、120も出ません。。。笑」など自身の立場を踏まえた称賛の書き込みが相次いでいる。またダルビッシュ投手も「カブスのおじさんは全力投球なので。。」と反応していた。
田中投手のかつての監督で、2月11日に死去した野村克也氏に絡めたファンのツイートも。
「今年からすべてのキャンプ地にノムさんが自由自在に行くので見守ってもらえるといいですね」
「なかなかのボヤキですね」
「野村監督の言葉を忘れないでください!スピードよりキレ!!」
このおじさんは140㌔そこそこしか出ておりません笑 pic.twitter.com/MxEsEO0kAK
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) February 14, 2020