導き出された答えは...
だた、これでは基本的にメニューそのものは変わらないので、夜に新たな客層を開拓するまでは至らなかった模様だ。昼に比べると夜の客数はまだまだ少ないはず。そこで導き出された答えが、「ごはんバーガー」だったというわけだ。夕食に米を食べたい日本人はまだまだ多いはずで、これまで夕食の選択肢にマクドナルドを含めていなかった人に対して訴求力がある。客単価で考えても、昼や朝よりも高めだ。オペレーションの面では、工場で作って冷凍した「ごはんバーガー」のバンズを店舗で蒸して挟むようにしており、店舗の調理が複雑にならないよう工夫してあるという。
どうしても気になるのは、1987年から「ライスバーガー」を販売しているモスバーガーの反応だ。モスの具材は天ぷらや焼き肉を採用しており、マクドナルドよりも和風だ。モスフードサービスの広報担当者は、新聞社の取材に「ライスバーガーに注目が集まることは歓迎している。広く親しんでもらう良い機会だと感じている」と話している。マクドナルドのお手並み拝見、といったところか。