「お金がある人は、その力で自分の子分を作っている」
日本JCは、共に向上し合い、社会に貢献しようと青年有志の運動が始まったことがきっかけで、1951年に各地のJCの全国機関として設立された。20歳から40歳までという年齢制限がある。
日本全国に700弱のJCがあり、会員数は約3万4000人に及んでいる。その9割が、地元の経営者クラスだという。
特定政党との関係はないとしているが、JCに詳しいある関係者は、その特徴について、こう話す。
「若旦那がお金に物をいわせて、キャリアを太くしたり、あわよくば議員になろうという団体ですよ。私が講演に呼ばれたときは、必要がないのに地元のJC幹部とパネルディスカッションをさせられたり、夜に地元の有名クラブで接待をされたりしました。そこで写真を撮って、著名人と知り合いだと触れ回り、自分のステータスにしたいわけです」
JC出身者の象徴とも言えるのが、麻生太郎副総理兼財務相(79)だそうだ。
「全国のJCから集まって、30年前に『麻生を総理にする会』を作っていました。そして、麻生さんは、JC出身者を何人も国会議員にし、麻生派を作っています。お金がない人は、仕事がもらえると無理してJCに入り、お金がある人は、自分の子分を作っているわけです。そうすると、考え方に偏りが出てしまいますね」
もっとも、一生懸命に活動に取り組む人も多いとした。
「地元でわんぱく相撲を主催し、子供たちを育てるためにお金を出し合っています。若いときは、JCで活動し、地元の名士になった後は、商工会の中心になるケースも多いですね」
(2月14日追記)日本JCから13日夜、回答があった。「質問1 リツイートを削除した理由について」への回答::Twitter社との協定内容では、「情報リテラシーに関する情報」のみを発信することになっていましたが、不適切であったため削除しました。Twitter社からの指摘ではございません。公式Twitterアカウントは、メディアリテラシー確立委員会の担当者が管理しております。誤ったリツイートであり、特定の意図によるものではありません。誤りとはいえ、誤解を招いてしまったことは反省しております。現時点ではTwitter社から提携解約の連絡はいただいておりません。
「質問2 当会(日本JC)と特定の政党との関わりについて」への回答::当会は、特定の政党との関わりは有しておりません。当会出身の政治家の内容については把握しておりません。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)