比嘉大吾、1年10カ月ぶりにリング復帰 スーパーバンタム級で「ネリ戦」望む声も

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海外メディアはネリのタイトル戦出場を示唆

   一方、スーパーバンタム級は34戦全勝のレイ・バルガス(メキシコ)が王座に君臨している。バルガスは昨年7月に暫定王者・亀田和毅(28)を判定で下し王座統一に成功。この試合以降、リングから遠ざかっているバルガスのV6戦の相手にルイス・ネリ(メキシコ)が浮上している。スーパーバンタム級に上げたネリは3月28日にWBC同級12位アーロン・アラメダ(メキシコ)との対戦を予定しており、この一戦はWBC同級挑戦者決定戦と位置付けられている。

   現状、井上のもとには多くのボクサーが「挑戦者」として名乗りを上げており、ここに比嘉が割り込むのは厳しいだろう。WBC王者ウバーリ、ドネアも井上戦を熱望しており、WBCバンタム級王座の行方は、井上陣営の動向によって大きく左右されそうだ。ただ、比嘉は現在バンタム級7位にランクインしており、バンタム級の王座挑戦の権利を有していることから時期はどうあれタイトル戦のチャンスは残されている。

   また、正式にスーパーバンタム級に転向するのであれば、ネリとの対戦が現実味を帯びてくる。海外メディアでは、ネリが復帰戦で勝利してタイトル戦に出場する可能性が高く、スーパーバンタム級で世界2階級制覇すると予想するものも。ネット上では、「比嘉VSネリ戦」を望む声もみられ、比嘉の復帰戦を前にボクシングファンは盛り上がりを見せている。

   2月12日に行われた前日計量では、契約体重を100グラム下回る53.8キロでクリアした比嘉。減量苦から解放され、1年10カ月ぶりのリングでどのようなパフォーマンスをみせるのか。軽量級屈指の強打を誇る元世界王者が、熾烈を極めるバンタム級戦線に名乗りを上げる。

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