ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=が2020年4月25日(日本時間26日)、WBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(30)=フィリピン=との王座統一戦に臨む。
井上VSカシメロ戦は海外でも大きな話題を呼び、海外の専門メディアでは「モンスター」の勝利を確信する報道もみられ、アジアの枠を超えて世界中から注目を浴びている。
横浜高OBの大橋会長は野球部とも深いつながりが
海外メディアが格付けするパウンド・フォー・パウンド(PFP)の常連であり、軽量級最強の名をほしいままにする井上。「モンスター」の愛称は海外の専門メディアでもすでに定着している。この「モンスター」という愛称には、ある願いが込められているという。J-CASTニュース編集部は名付け親の大橋秀行会長に話を聞いた。
大橋ジムは1994年に設立され、これまで男女合わせて5人の世界王者が誕生している。横浜高出身の大橋会長は現役引退後、横浜市内にジムを開き、地元に根付いた活動を行ってきた。高校野球の強豪校として知られる横浜高は、高校ボクシングの名門でもあり、大橋会長をはじめ数多くのインターハイ王者を輩出してきた。
大橋会長は横浜高野球部OBと親交があり、過去には横浜高からプロ入りした選手がオフシーズンに大橋ジムでボクシングを取り入れた練習をしたこともある。その横浜高のスーパースターといえば、松坂大輔(西武)だ。横浜高時代に甲子園で数々の伝説を残し「平成の怪物」と言われた松坂。実は、「モンスター」の愛称は松坂の「平成の怪物」に由来するという。