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販売会社社長は猛反論

   販売側の受け止めはどうか。マインドフィットネスの小橋一央社長が取材に応じた。

   小橋氏によれば、2006年からGCGの前身である「ゴッドクリーナー」を販売し、14年に独自改良したGCGが誕生した。

   ゴッドクリーナーはもともとチベット人医師が開発し、中国企業が製造権を得た。その後、マインドフィットネスが独占的に半製品の状態で輸入し、自社でヒーターの取り付け加工を行っているとする。直近5年間で5000人以上が体験し、累計2000台を売り上げたという。

   小橋氏に専門家の指摘を伝えると、十数年にわたって市場で生き残っていたことが、製品の素晴らしさを証明していると語る。

「商品化にあたっては、類似品を取り寄せて比較データを取ったところとんでもない偽物が市場にありました。こんなものを商品化するとあなたの信用がなくなるからやめなさい、と詳しい方が私にアドバイスをくれました。ですが比較データを見たときにこのゴッドは本物だと、類似品はまったく重金属が検出されなかったので偽物だなと。こんなものが市場に出たら必ずマスコミに叩かれるということを予測しながら私は2006年に発売しました。そしてほぼ1年経過したところで偽物が叩かれ市場から消えていきました」

   水の色が濁るのは鉄の成分だと認めたが、「我々が問題にしているのは色ではないんです。表面に浮かぶヘドロ状のものです」と反論する。

「ヘドロ状のものが大量に浮かぶ方は食生活がぐちゃぐちゃです。最近あった事例では、健康サロンの部長が大量に浮遊物が浮かぶんですね。隣の若い女の子は綺麗なんです。部長に食生活を聞いたところ、毎日コンビニ弁当を食べていると。コンビニ弁当は最悪ですよと。添加物がいっぱい入って防腐剤も入っていますという話をその方にしたんです。明日からおにぎりを作って食べたらどうですかと提案するくらいひどかったです。出る方には出る理由があるんです。たとえば薬漬けのかたは大量に出ます。薬を飲んでいない方は出ません。それは毎日の食生活の結果ですよね」

   エビデンスに絶対の自信があるのなら、研究成果を論文にまとめ、厳格な査読審査がある学術誌に掲載すれば信頼性が増すはずだが...。

「今のところないですね。いま代替医療をおこなっている先生にGCGを貸出ししてデータ取りをお願いしているんですが、先生もお医者さんなのでなかなかデータ取りが進んでいなくてそこまで至っていないというのが実態です。その先生はこれで臨床データを集めてまとめたいとおっしゃっていたんですけれどなかなかお忙しいようで」(小橋氏)
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