新型肺炎の脅威でマスク不足が深刻となる中、警視庁が3年前に公表した「簡易マスク」の作り方が注目を集めている。
キッチンペーパーと輪ゴムとホチキス。2020年2月8日にツイッターで警視庁サイトに載っていたと紹介されたのは、これだけの素材で作れるというマスクだ。
「ちょっと恥ずかしいかも」といった声も
警視庁の災害対策課では、17年8月7日に公式ツイッターで簡易マスクの作り方を公開していた。
それによると、キッチンペーパーを蛇腹に折り、両端に輪ゴムをつけホチキスで止めるというもの。とても簡単に作ることができ、ホチキスの位置で大きさも調整できるそうだ。
担当者の娘にこのマスクを着けてもらったところ、「苦しくない。いい感じ」と好評だったという。ツイートでは、「密閉性には少し欠けますが、砂ほこり等は十分に防げます」と解説していた。
このやり方は、警視庁サイトでも、災害に備える便利技として、「キッチンペーパーで簡易マスク」のタイトルで18年8月27日に紹介されている。
マスク不足になって、ツイッターで紹介されると、災害対策課のツイートは、1万件以上ものリツイート数に増えた。
この注目度アップで、100円ショップで実際に材料を買って作る試みを記事にする情報サイトも出たほどだ。
簡易マスクについては、ツイッター上で、様々な意見が出ている。「発想はすごい!」「マスク不足の今、凄く役立つ」「家で作れるってのは良いニュース」と評価する声のほか、「ちょっと恥ずかしいかも」「耳が痛そう」「効果あるんですかねぇ」といった声も漏れていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)