コワモテで話しにくいイメージだが...
筆者が相撲担当時代、錣山親方は広報担当をしていた。そのため、花道の脇にある記者室には毎日のように訪れてくれていた。親方衆といえば、強面で話しにくい印象だったが、錣山親方は違った。
異動で相撲担当になったばかりの記者にも、丁寧に応対してくれた。加えて、あの端正な顔立ちは、まげを切ったあとでも、女性ファンのハートを鷲掴みにしていたことを思い出す。そんな親方は気遣いの人でもあった。地下に焼き鳥工場がある両国国技館開催場所では、
「お~い、差し入れ持ってきたぞ!」
と、両手いっぱいに焼き鳥の箱詰を抱えてきたことも、しばしばあった。
師弟ともに、春場所で大きな結果を残してくれることを願いたい。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)