東京都内にあるファミリーマートの店舗で、消費期限が切れた食品が販売されていた。購入した男性客が開封前に気づいた。男性はJ-CASTニュースの取材に、お客様相談室に問い合わせた後、謝罪と返品・返金対応を受けたことを明かした。
ファミリーマートの広報は取材に、謝罪と返品・返金をしたことを認めた上で、原因について「ストアスタッフの人的ミスによって起こったと報告を受けております」と話した。
レシートの印字は「食品」
「なにこれ?」。東京に住む30代男性のツイッターユーザー「新湘南ライナー」(@JMHKDJ8955)は、東京都北区のファミリーマートで買った「すき焼き風バーガー」(税込358円)を見て異変に気付いた。2020年1月26日、商品とレシートの写真を投稿しており、レシートに印字されている購入日時は1月26日22時54分だったが、同商品に印字された消費期限は同日20時で、既に過ぎていた。
新湘南ライナーさんは翌27日、経過を報告。ファミリーマートのお客様相談室に電話し「店舗への連絡を取り次いでもらいました」と明かした。さらに翌28日には「今朝店舗に行きまして、商品代金分の返金をして貰いました」と報告し、「今後、『自分でも期限の確認はしないとなぁ・・・』と思った出来事でした」としている。この日のうちに別の店舗で「すき焼き風バーガー」を買い直し、無事実食できたことも伝えた。
新湘南ライナーさんは今回、もう1つ別の食品も同時に購入していた。レシートを見ると、そちらの食品は個別の商品名が印字されているのに対し、消費期限が切れていたすき焼き風バーガーの方は「食品」と書かれているだけだった。1月28日に再購入した時のレシートには、「食品」でなく商品名の「すき焼き風バーガー」と記載されていた。
店で使うレジには、消費期限切れ商品のバーコードをスキャンするとアラーム音が鳴るタイプのものもある。新湘南ライナーさんは2月4日、J-CASTニュースの取材に、当時店員はバーコードをスキャンしていたか、価格を手打ちしていたかについて「一度はスキャンしたかどうかまでは覚えていません」とした上で、「ただ、商品をまじまじと見て値段を確認しながら手打ちしたのは見ています」と明かす。
当該商品に見た目や臭いで変わった点があったかどうかは、「未開封のまま返品しましたので臭いなどの変化は感じ取れませんでした。見た目では、多少バンズと具がズレていたり程度の差異はありました」としており、あまり違いはなかったようだ。期限切れに気づいた時は、「消費期限切れは流石に食べられませんし、とても残念に思いました」という。