「バラエティー路線に行った方が...」
一方の桑子アナだが、和久田アナ同様根強い人気を誇っているものの、これまでに、アナウンスの技量について心許ないシーンがあったのも事実。2018年の平昌オリンピックの開会式の中継では、番組ラストに「開会式」を「閉会式」と言い間違える一幕があったほか、2018年の紅白では、白組が勝利したにもかかわらず、「紅組に優勝旗が渡されます」とアナウンスしてしまうという痛恨のミスを犯してしまったことも大きな話題となった。このため、番組の異動によって生じる環境の変化への対応力は、和久田アナほどのものは期待できないのではないだろうか。
加え、桑子アナといえば、昨年では「ニュースウォッチ9」で着ていた衣装について、非常に刺激的だとする声が上がるなど、時に、アナウンス力以外のことで話題になってしまうキャラクターでもある。このため、今回の異動に関しては「和久田アナが夜、桑子アナが朝の異動が発表されたけど、桑子アナはバラエティー路線に行った方が良いと思います」と、必ずしも報道番組ばかりが桑子アナの居場所ではないのではないかと指摘する声も上がっているほどだ。
これらの材料を総合すると、今回の異動は、和久田アナにとってはマイナスに作用することはなさそうに見えるが、桑子アナにとっては、これまでの活躍が必ずしも続くとは限らない状況になることも考えられる。桑子アナは3月30日の異動初日から、新たな一面を見せられるのだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)