「阿炎上に改名せよ」 小結・阿炎のSNS研修「爆睡」発言にネット波紋

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   大相撲の小結阿炎(錣山部屋)が2020年2月4日、取材陣に発言した内容について、波紋が広がっている。

   阿炎は翌日謝罪したが、そもそも経緯の発端が本人にあることもあり、ネットは「再炎上」、スポーツ各紙も苦言を呈する事態となっている。

  • 小結・阿炎の言動にSNSも再炎上している
    小結・阿炎の言動にSNSも再炎上している
  • 小結・阿炎の言動にSNSも再炎上している

昨年九州場所前のインスタ動画が発端

   スポーツ各紙によると、阿炎は4日に行われた日本相撲協会による「SNSの危険性」に関する研修会後、報道陣に囲まれ「いろいろ勉強になった」と話した一方で「爆睡していた」「寝ていたので何も聞いていない」と不適切な発言をしたという。

   経緯が少し複雑なので、時系列で追ってみよう。発端は、2019年11月に行われた九州場所前のことだ。阿炎が、当時十両だった若元春(荒汐部屋)の手足をテープで縛った動画を、自身のインスタグラムに投稿。この「悪ふざけ動画」がSNSで拡散され、ネット上では「暴力を連想させる」と批判された。

   事態を重く見た八角理事長(元横綱北勝海)らは、阿炎と若元春を呼び出して反省文を提出させ、2力士は八角理事長らに謝罪した。当時の報道によれば、阿炎は声のトーンを落とし「理事長に謝罪した。今回は本当に自覚が足りなかった」と猛省。若元春は「すみません」と神妙な表情だったという。

   今回の研修会は、この一連の事態を受けて行われたものだった。角界のみならず、SNSはアスリートや有名人がファンに向けて感謝の言葉を述べたり、プライベートの様子を発信する事例が日常となっている。つまり「自身とファンとの距離を縮める1つの大きなツール」ということだ。そんな中、不謹慎な動画を撮影して拡散させた張本人が「爆睡していた」「寝ていたので何も聞いていない」と発言したと報じられた。

   この報道を受けた阿炎の師匠・錣山親方(元関脇寺尾)は5日、阿炎を連れて日本相撲協会を訪れて謝罪。鏡山コンプライアンス部長(元関脇多賀竜)から口頭で厳重注意を受けた。

SNS上でも大きな「しっぺ返し」の嵐

   阿炎の一連の報道を受け、SNSは再炎上している。

「この際、四股名を阿炎上と改名した方が良い。今回こそ、処分を下すべきだ」
「力士として期待してたし強いとは思うが、即刻クビにしてもらいたい」
「そもそも阿炎の行動のせいでSNSの規制がされ、そのための研修会で『寝てた』って完全に舐められているという状況を飲み込めていないのでは?少なくとも、来場所は出場停止級。ここまでの大甘裁定であれば、今後この例が悪例になる。相変わらず自浄作用がない」

   今回の不適切発言について懲戒処分は下されない見通しだが、錣山親方と阿炎が謝罪に訪れた5日は八角理事長が不在だったため、処遇に関しては後日行われる執行部の定例会議で議題に挙がる方向だという。

(J-CASTニュース編集部 山田大介)

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