フジテレビの情報番組「直撃LIVEグッディ!」に対し、テクノバンド「電気グルーヴ」の石野卓球さん(52)が、ツイッターで苦言を呈している。
相方のピエール瀧さん(52)の自宅前で張り込むのを止めてほしいというものだ。フジテレビは、「取材の詳細は答えていない」と説明した。
「家族はもちろんご近所さんも迷惑してる」
ピエールさんは、コカインを摂取したとして2019年6月に麻薬取締法違反の有罪判決を受け執行猶予中だが、21年公開の映画「ゾッキ」で復帰するとスポーツ紙などが報じている。
20年2月下旬に撮影予定も入っているという。映画の監督もしている俳優らからの後押しもあって復帰が実現したと報じられたが、ネット上では、猶予中なのに早過ぎる、甘いのでは、といった疑問の声も出て論議になっている。
2月4日放送のグッディでは、ピエールさんを取り上げることはなかったようだが、石野卓球さんは同日、こうツイートした。
「おいフジテレビ『グッディ』よ。朝から瀧の自宅の前で張り込むのやめてやれよ。彼の家族はもちろんご近所さんも迷惑してるぞ」
この投稿は、大きな反響を呼び、2万件以上もの「いいね」が寄せられている。
「張り込むのもマスコミのネタ作りの一環」「復帰しなければマスコミも来ない」などと理解を示す向きもあったが、疑問や批判も多い。
「過剰な取材は迷惑ですね」「メディアは騒ぎすぎだと思う」「人としてプライバシーも守られるべき」といった書き込みが相次いでいる。
「取材の詳細についてはお答えしておりません」
張り込んだというグッディのスタッフは、復帰が早いとの声が出ていることについて、ピエールさん本人の話を求めようとしたのだろうか。フジテレビは、石野さんの指摘については、どう説明するのだろうか。
こうした点について、フジテレビにJ-CASTニュースが2月5日に聞いたところ、企業広報室では、「取材の詳細についてはお答えしておりません」とのことだった。
なお、石野さんは、芸能界は甘いのかとの声に対し、ツイッターで3日、こう説明していた。
「答えはシンプル。その人に需要があれば仕事はある、需要が無ければ仕事は無い。それだけ」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)