「調子に乗ると、野党が国民から出禁に」 玉木氏、安住氏「採点」に苦言

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   立憲民主党の安住淳国会対策委員長が新聞各紙の政治記事に「くず」「100点」「出入り禁止」などの論評を書いて国会内の控室のドアに張り出した問題で、同じ会派を組む国民民主党の玉木雄一郎代表が2020年2月5日の定例会見で「調子に乗りすぎていると、それこそ我々野党全体が国民から出入り禁止を受けてしまう」と苦言を呈した。

   これに先立つラジオ番組で、立憲の枝野幸男代表が「ちょっと調子に乗ってたかなと思ったので、私から注意させていただいた」と述べたことを受けての発言だ。

  • 記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表
    記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表
  • 記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表

「野党とはいえ権力。そこは謙虚に対応すべき」

   枝野氏は2月5日朝放送のラジオ番組「岩瀬惠子のスマートNEWS」(ラジオ日本)で、

「(安住氏本人も)すぐに謝られて、ちょっと調子に乗ってたかなと思ったので、私から注意させていただいた」

と明かした上で、注意の内容について

「本人がメディア(NHK)出身なだけに、メディアのあり方にはいろんな思いがあるが、野党とはいえ、圧力とかそんな気持ちはなくても、そうとられること自体がよくないので、そこはちゃんと配慮してください、ということで注意した」

などと説明していた。

   玉木氏も、「枝野代表もおっしゃっているが、やはり調子に乗りすぎだと思う」。安住氏の行動が野党への信頼を損ねかねないことへの警戒感を口にした。

「野党とはいえ権力。そこは謙虚に対応すべきということで、是非注意をしてもらいたい。調子に乗りすぎていると、それこそ我々野党全体が国民から出入り禁止を受けてしまうということになりかねない」

   さらに、「調子に乗る」原因について記者から問われ、野党の主張が取り上げられないことの「いらだち」が背景にあると推測していた。

「私も、いろんなこと、あることないこと書かれたりして、ちょっと心が騒ぐことがあるので、自身も自制しないといけないと思うが、予算委員会で本予算の審議が始まって、なかなか野党の主張が取り上げられなかったことへのいらだちということがあったのでは」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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