鳥居や玉垣の基礎に、子ども乗せて記念撮影... 神社が親たちに注意喚起「安全のためです」

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   「一神職より真面目なお話です」――鳥居や玉垣の基礎に子どもを乗せて記念撮影している親子がいたとして、有鹿(あるか)神社(神奈川県海老名市)がツイッターで、危険な行為のためやめるよう呼びかけている。

   2020年に入ってから既に2回、こうした行為を見かけたという。有鹿神社の禰宜(ねぎ)・小島実和子さんはJ-CASTニュースの取材に応じ、「乗ってはいけないところに親が堂々とお子さんを乗せてしまうと、お子さんも問題ないことなんだと感じてしまいます」と、子どもに誤った認識が広まりかねないことを危惧する。

  • 有鹿神社(公式サイトより。許諾を得て掲載しています)
    有鹿神社(公式サイトより。許諾を得て掲載しています)
  • 有鹿神社(公式サイトより。許諾を得て掲載しています)

「神社やお寺などの構造物にはのぼらないよう、教えてあげてください」

   「相模国で最古の神社」(公式サイト)として、少なくとも天智天皇3年(664年)には国家的な祭礼が行われたという由緒ある有鹿神社。近年は被り物をした「パンダ宮司」がいることでもインターネット上で話題を集め、人々に親しまれている。

   日頃は境内の風景や、神職の活動などを和やかに紹介している同神社のツイッターだが、「一神職より真面目なお話です」と切り出したのは2020年2月1日のことだ。

「今年になって、『玉垣や鳥居の基礎にのぼったお子さんと、それを注意しない、また、それを撮影する親』を2組目撃し、即注意をしております。神社の境内の構造物は、子どもがのぼって安全な遊具として設計されていません」

   さらに諭すような言葉で、境内での危険な行為を控えるよう注意喚起した。

「親に許されたという経験が、いつかお子さんが一人の時に倒壊の危険性のある構造物にのぼらせてしまうかもしれません。お子さんの命、安全を守るために、神社やお寺などの構造物にはのぼらないよう、教えてあげてください」

   1万回以上リツイートされ、「残念でなりません」「実際怪我する子供もいるので、、、こまりますね」「それは注意して当たり前ですね 親御さんしっかりしないと!」と同情する声も寄せられた。

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