としまえん閉園は「半世紀以上前」からの運命だった? ハリポタ計画への長い伏線

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遅々として公表されない整備計画

   方針決定から、8年ちょっと。都知事は石原氏、猪瀬直樹氏、舛添要一氏、小池百合子氏と変遷したが、その動向はあまり伝えられないまま時は過ぎた。小池知事就任後の16年12月に出された、都の中期計画「都民ファーストでつくる『新しい東京』~2020年に向けた実行プラン~」でも、18年度に「練馬城跡公園」(原文ママ)の整備計画を策定するとしているが、現状どうなったかは聞かれない。

   ただ、その間にも東京都議会では、しばしば公園整備をめぐる議論がされている。直近では19年12月11日の本会議で、練馬区選出の尾島紘平都議(都民ファーストの会)が、「事業化のリミットも来年度に迫った」現時点での整備計画の進捗を質問した。これに対して、三浦隆・都建設局長は「引き続き、地元区と緊密に連携をとりながら、整備計画の策定に取り組んでまいります」との回答にとどめている。

   同様の議論は、地元の練馬区議会でも行われてきた。19年9月5日の本会議では福沢剛区議(自民)が都との協議内容を質問し、森田泰子・区企画部長が「現在のところ、具体的な整備内容やスケジュールは示されていません」と答弁している。

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