人工知能(AI)ロボット掃除機「Whiz(ウィズ)」のテレビCMに女優の広瀬すずさん(21)が起用され、2020年2月3日に記者発表会が開かれた。
ウィズは、主にオフィスや、ホテルといった公共スペースでの稼働を念頭に置いた業務用ロボットだが、CMではウィズが稼働する施設へのチケットが当たるキャンペーンを宣伝。ターゲットは一般の視聴者だ。一般の知名度を上げることで企業が導入しやすくしたい考えだ。
ウィズが稼働している施設のチケットが当たるキャンペーン
ウィズはソフトバンクロボティクスが19年5月にレンタルを開始。高さ約65センチ、幅約47センチ、奥行き約46センチで、あらかじめ記憶させたルートを自立走行しながらゴミを吸い取る。センサーで歩行者や段差を検知し、状況に応じて障害物をよけたり一時停止したりできる。すでに全世界で2000台が稼働しており、20年夏に生産ラインを増設する。
同社では、チリ、花粉、カビ、細菌をはじめとした、肉眼では見えにくいごみを「隠れダスト」と命名。人の作業では取り残しがちな「隠れダスト」をウィズなら効率的に取り除けるとしている。
広瀬さんは、ウィズと同じ色の白とグレーのワンピース姿で登場し、
「目に見えないカビの存在には、やっぱりびっくりしますし、そこはやっぱりバッ!となくしたいと思いますね」
などとアピールした。広瀬さんが出演しているのは「Whiz で隠れダスト清掃(10万人に当たる)篇」(3日から順次オンエア)。広瀬さんが「隠れダスト対策部長・広瀬ウィズ」を名乗り、ウィズが稼働していたり、今後稼働を予定しているホテルやレジャー施設のチケットが計10万人に当たるキャンペーンを告知する内容だ。