「この状況により、キャンセルをされたお客様には、深くお詫び申し上げます」
同ホテル支配人名義のコメントも、あわせて掲載。宿泊を予定していた客への感謝と謝罪の言葉をつづっている。
「勝浦ホテル三日月にてご宿泊の予定をされていたお客様には、グループ店である鴨川ホテル三日月や龍宮城スパホテル三日月に振り替えの宿泊を依頼していますが、ご協力をいただいたお客様に深く感謝申し上げます。
また、この状況により、キャンセルをされたお客様には、深くお詫び申し上げます」
J-CASTニュースの取材に応じた勝浦ホテル三日月の担当者によると、受け入れ客の滞在期間は約2週間を予定。相部屋となった客がいることについては、「1名様1部屋で、ということまでは伺っていなかった経緯もあります。当ホテルは1部屋につき5名様まで宿泊できますので、人員ベースで受け入れることができる態勢を整えておりました。客室ベースでは全169室となりますが、フル稼働しています」と話した。
滞在中の生活は政府の指示を受けている。食事は事前に時間を決め、スタッフが客室の前に弁当を置き、スタッフがいなくなったところで客にとってもらう形をとり、客とスタッフが直接は接しないようにしている。基本的に各自の客室で過ごしてもらうようにし、飲み物の追加などで部屋の外に出る場合は、フロア内までとし、屋外には出ないようにしているという。また、常駐している医療関係者には、同ホテル従業員も含めて健康管理してもらっている。
勝浦ホテル三日月が武漢からの帰国者を受け入れたことをめぐっては、ツイッター上で「風評に負けず、頑張って下さい」「困った人に尽くそうとしてる良いホテルですね」「ホテル三日月の名前を忘れてはいけませんね。感謝します」と称賛の声があがっていた。同ホテルは19年9月、台風15号による停電や断水被害が千葉を中心に広がった中でも、近隣住民に大浴場を無料開放する措置を取り、感謝の声が広がっていた。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)