JBC存続危機、ボクシング界どうなる 興行への影響は?関係者から不安の声

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「JBCの収入の9割は協会から得る収入」

   今回、司法の判断ではJBCの処分を不当として損害賠償の支払いが命じられた。JBCが公式HPで公開している財務諸表によると、2018年末の正味財産は約620万円となっており、今回、4550万円の支払いを命じられたことにより、財務面から存続が危ぶまれる。JBCが破綻の危機にさらされ、興行を控えたボクシング関係者から不安の声が上がっており、その行方に注目が集まっている。

   そもそもJBCはどのような団体なのか。JBCは1952年4月に設立された。当時、白井義男氏が日本で初めての世界タイトル戦を控えており、コミッションの必要性が出たことで設立されたという。JBCの主な業務は試合運営、ジムの管理、プロボクサーの健康管理や試合の認定、日本ランキングの認定などがあり、クラブオーナーや選手のプロライセンスの交付、更新なども行っている。

   JBCの収入源は、日本各地のボクシングジムのオーナーが所属する日本プロボクシング協会から得るライセンス料と試合認定料が主なものだという。東日本ボクシング協会の理事を務めた経験を持つ協栄ジムの金平桂一郎会長(54)は「JBCの収入の9割は協会から得る収入です」と話す。また、金平会長によると、2010年にはJBCの正味財産は1億円以上あったという。

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