山賊打線の援護を期待できる強み
体調が万全であれば十分にチャンスはある。昨季2ケタ勝利を挙げたのは12勝のニール、10勝の高橋光成の2人のみと先発陣の層は薄い。救援陣はセットアッパーに平井克典、平良海馬、小川龍也、守護神・増田達至と勝利の方程式が確立している。12球団屈指の破壊力を持つ「山賊打線」が援護射撃を約束してくれるため、先発陣は6回3失点で投げ切れば十分に合格点だ。
西武ファン歴30年という東京都練馬区、会社員の今中隆司さん(40)は、「松坂の全盛期を知っているファンからすれば2ケタ勝利を挙げてほしいけど正直厳しいと思う。負け数を少なく5勝すれば及第点。8勝できれば3連覇にグッと近づくと思う。マウンドでどんな投球を見せてくれるのか楽しみ」と期待を込める。
おそらく西武がNPBで所属する最後の球団になるだろう。松坂の野球人生を賭けた1年が始まる。