京都市長選、選挙広告に千住博氏「無断掲載」訴え 門川氏側「認識の違いがあった」

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千住氏には「連絡を取った」

   また、千住氏に対しては「しかるべきところを通じて連絡を取りました。それでサイトの文章の言い回しが変わったのではないか」(担当者)としている。前出した千住氏の公式サイト上のコメントには当初、京都造形大学長時代に門川氏を応援してきたこと、今回も同氏の推薦者となっていることについては言及がなかった。

   今回の広告に掲載した他の8人の著名人についても、「各種広報物に推薦人として掲載することを依頼し、ご承諾いただいている関係」(同)と、上記の千住氏と同様の関係。「広報物ごとの個別の細かい文言まで確認しながら、推薦人の名前を掲載するところまでは、従来からしていなかったと思います。相手側との(信頼)関係だと思います」と話した。

   今回の選挙では、他の広報やビラでもこの9人の著名人を推薦人として掲載しているが、「そちらでは何のご意見も頂いていません」という。掲載した9人は「門川氏本人とさまざまなところでつながりのある人物であるのは間違いない」としている。

   なお今回の広告の内容については、

「あくまで門川氏を支援している団体の政策広告です。選挙期間中に政治団体が政治的主張をすることは認められており、その手法の1つです。また、『共産党の市長はNO』という文言は特定候補を名指ししたものではなく、一般論として書いたものです。政治的な主張を発信するに際し、各所に確認して問題ないと判断いただいた上で掲載させていただきました」

との見解を示している。

   今回の京都市長選挙には他に、共産党・れいわ新選組推薦の元京都弁護士会副会長・福山和人氏(58)、元京都市議会議員・村山祥栄氏(41)が立候補している。

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