PFP最強王者の次戦に「村田諒太」急浮上の背景 日程、東京ドーム、配信会社...

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海外メディアは村田VSアルバレス戦に辛辣な声

   両者の対戦において現実的な問題として浮上するのが、アルバレスの体重問題だろう。アルバレスは昨年11月にライトヘビー級まで階級を上げてWBO世界ライトヘビー級王座を獲得している。この王座はすでに返上しているものの、ミドル級よりも6キロ以上重いライトヘビー級仕様に仕上げた体を、いかにしてミドル級まで絞り込んでベストコンディションに持っていくことができるかが大きな課題となる。

   また、海外の専門メディアのなかには、村田VSアルバレス戦に「価値」を見いだせないと指摘するものもあり、村田の実力に疑問符をつけるメディアもある。実際のところ、海外メディアでは、村田は五輪金メダリストの世界王者だがプロキャリアにおいて強敵との対戦がないとして、世界のミドル級、スーパーミドル級のトップ選手らと比較すればその評価は決して高くない。

   アルバレス戦が実現すれば、村田のプロキャリアで最強の相手を迎えることになる。村田にとって世界に名を売る絶好の機会であり、34歳の年齢的にも最後のチャンスになるだろう。5月の東京ドーム開催に関しては、クリアすべきいくつかの課題が残るものの、実現となれば間違いなく日本ボクシング史に残る一戦となる。30年前、無敵のタイソンがキャンバスに沈み世界を震撼させた。村田はPFP最強王者にどう立ち向かうのか。両陣営の今後の交渉に注目される。

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