ツイッターのトレンドに、突如として「緊急決定」があがり、注目を集めている。
発端になったのは、ジャニーズ事務所のアイドルグループ「Snow Man(スノーマン)」の動画生配信だが、新型コロナウイルスによる肺炎が話題になっている時節柄もあり、ファン以外には混乱を与えているようだ。
YouTube生配信が「緊急決定」されていた
ツイッターでは2020年1月26日午後、日本のトレンドで「緊急決定」が最高10位となった。トレンド入りのきっかけは、9人組アイドルグループ「Snow Man」だ。19年のNHK紅白歌合戦にも「ジャニーズJr.」の一員として出演した彼らは、1月22日にCDデビューしたばかりだ。
Snow Manは26日10時から19時まで、YouTubeで動画生配信を行っている。そのタイトルが「Snow Man【緊急決定!】9名による9時間生配信!」であることから、ファンがタイトルを拡散したことで、「緊急決定」が多数投稿されたと思われる。なお番組のハッシュタグである「#SnowManYouTube生配信」も15時現在、「日本のトレンド」1位となっている。
一方で「緊急決定」の単語から、新型コロナウイルスによる肺炎を思い浮かべた人は多い。中国湖北省の武漢市で発生し、中国政府からは26日、本土での死者が56人、発症者が1975人になったと発表されている。日本でも25日、武漢から来日中の女性が、国内3人目の感染者として確認された。
26日のツイッターでは「死者56人」も、同時間帯にトレンド入りしている。これも混乱に拍車をかけたようだ。日本政府が何らかの対応を決めたと思ったツイッターユーザーからは、たまたまではあるが、タイミングの悪さを指摘する声が相次いでいる。
「緊急決定はコロナのことだと思ったらスノ...」
「緊急決定トレンド入ってたからコロナだと思ったらジャニーズじゃん」
「ジャニーズ嫌いじゃないし、全然OKだけど、ちょっとタイミングがね...」
「緊急決定ってトレンド、絶対肺炎のことで政府がなんか決めたのかと思った。ちがった」
「トレンドに緊急決定ってあるから、何か例のコロナウイルスの件で閣議決定があったのかと思うたら。まったく関係なかったわ」