ボクシングの協栄ジム・金平桂一郎会長(54)が2020年1月24日、ユーチューブチャンネルを開設しユーチューバーデビューを果たした。金平会長はジムの実質的オーナーと金銭、地位を巡るトラブルを起こし、昨年12月に東日本ボクシング協会にジムの休会届を提出。現在、ジムは休会という形をとっているが、金平会長は新たなスポンサー探しを行っており、ジムの早期復帰を目指している。
金平会長はこの日、午後に最初の動画をアップ。父である先代の協栄ジム会長・金平正紀氏(故人)からどのような理由でジムを引き継いだかなどを説明し、当時ジムに30億円の借金があったことを明かしている。また、ジムを休会したおりにボクシング関係者から批判的な言葉を受けたことも動画内で明かしている。
金平会長はこの日、J-CASTニュースの取材に応じ、ユーチューバーデビューした経緯を明かした。
「私の真意とかけ離れた報道も...」
金平会長は「ジムの休会にあたり新聞社など様々なメディアから取材を受けましたが、私の真意とかけ離れた報道もありました。フェイスブックやツイッターなどでの情報発信も考えましたが、動画で情報を発信するのがより良い手段だと判断しました。年が明け、時期的にもちょうどいいと判断し今回、動画をアップさせていただきました」と話した。
すでに数本の動画を取り終えており、今後は1日1本のペースで動画を配信していくという。金平会長によると、次回の動画の題名は「JBC(日本ボクシングコミッション)ガバナンス問題がもたらした、亀田訴訟」だという。
金平会長は「これからはユーチューブを通してボクシング界の様々な問題について私の意見を発信していきたいと思っております」と意気込みを語った。