盟友・恩師いなくなって「これまでにはなかった怖さやプレッシャー」
田中さんは19年1月に福岡市で開かれた若手メンバーによるコンサートで、
「莉乃ちゃんの後を引き継いで、HKT48を今よりも、もっと盛り上げていきたいと思います!」
などと決意を述べていた。この「後継宣言」から1年。コンサート中盤では、矢吹さんらに向けたメッセージがつづられた。田中さんは、矢吹さんのソロ曲「いじわるチュー」、宮脇さんのソロ曲「夢でKiss Me!」、兒玉遥さん(23=19年卒業)のセンター曲「大人列車」、指原さんのセンター曲「ジワるDAYS」を次々に披露し、間奏で手紙を読み上げた。
矢吹さんには「距離が離れても、心の中にはいつもなこがいます」「なこみくは永遠だよ」と呼びかけた。田中さんは宮脇さんと会うたびに「みくりん大丈夫?」と心配されていたといい、「帰ってきた時、もう『大丈夫?』って聞かれないくらい強くなってます!」と決意表明。兒玉さんへの手紙では、かつて兒玉さんが背負った「エースの重圧」への心境を吐露した。
「ずっとグループの先頭を走っていてくれた、はるちゃんの気持ちが、今になってほんの少しだけ分かるような気がしています。今まで前に立ってくれていたメンバーがいなくなって、これまでにはなかった怖さやプレッシャーを感じるようになりました」