女優の広瀬すずさん(21)が主演する映画「一度死んでみた」(2020年3月20日公開)のMVが、1月22日に公開され、大きな反響を呼んでいる。
同作は、これまで正統派女優の王道をひた走ってきたと言って良い広瀬さんが初めてコメディー映画の主演に挑戦するとのことで、ファンの間で大きな話題になっているが、22日に公開された20秒間のMVは、まさしくその呼び声にふさわしい内容となっている。
激しいヘッドバンキングを披露
動画が始まるや、映し出されたのはライブハウスでバンドメンバーを引き連れて絶唱する広瀬さんの姿。デスメタルということで「DEATH」を連呼しつつ激しいヘッドバンキングを披露すると、観客たちはサイリウムを「ヲタ芸」の要領で振り回し、広瀬さんの歌声に呼応する......という、ファンキーさと同時にコミカルな雰囲気を漂わせる内容となっている。
同作で広瀬さんが演じるのは、父親への反抗心から大学4年生になっても反抗期を引きずる女子大生・七瀬。父親への不満を日々のライブ活動で発散していたが、そんなある日、父親で製薬会社社長の計(堤真一さん=55)が「2日間だけ死んじゃう薬」で仮死状態に陥り、競合する製薬会社の陰謀で、そのまま火葬されそうになってしまう。そこで、大嫌いなはずの父親を生き返らせるため、計の部下・松岡(吉沢亮さん=25)と共に父親救出のために奔走する......というストーリーだ。
「凄い役者さんなんだな」「一皮むけた気がする」
動画はこれまでの広瀬さんの姿からは想像できない実に刺激的なMVだったが、広瀬さんのファンからは、動画公開直後から驚きの声が続々とネット上に上がった。あるツイッターアカウントは、「アッハッハ、ヒデーなこれ」と、広瀬さんの荒れっぷりに驚嘆。また、別のアカウントは「やっぱ広瀬すずちゃんは...凄い役者さんなんだな 振り幅すごーぃ」とその振り切りぶりを絶賛。さらに別のアカウントは、「一皮むけた気がする」と、広瀬さんの役の幅が広がったのではないかと指摘するなど、ファンからの大反響がこだまする事態となっている。
また、これらの声とは別に、2018年に公開された、女優の吉岡里帆さんが主演を務めた「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」を思い出したとしつつ、「まあ、観には行く」と、とりあえず関心は湧いたとする声も。また、さらには、作中の広瀬さんの髪の色が明るいことを指摘しつつ、「一瞬、昔の相川七瀬に見えた」と、歌手の相川七瀬さんの名前を挙げる向きもあり、広瀬さんの新たな一面に多くのファンが驚きの声が上がり続けている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)