非常勤の団員からなる消防機関「消防団」から、ある男性のもとに入団を勧誘する手紙が届いた。消防団員の「選考会」への出席を求め、返信を要請する内容で、「もし出席して頂けない場合には、選考会の決定事項に従って頂きますのでご了承ください」と続く。
この手紙は、受け取った男性がツイッターに投稿したことで拡散。男性は返信しなければいけないのだろうか。総務省消防庁と、消防団を管轄する市に聞いた。
「貴方は、令和2年度消防団員対象者に該当しております」
届いた手紙の写真は2020年1月15日、「にとりん」(@NitriN_sachikoP)さんが投稿。手紙には次のように書かれている。
「貴方は、令和2年度消防団員対象者に該当しております。
つきましては、消防団員選考会を開きますので、ご出席願います。
対象者ご本人が出席できない場合は、代理の方を立てて下さい。
もし出席して頂けない場合には、選考会の決定事項に従って頂きますのでご了承ください」
選考会に「出席します」「欠席します」のどちらかを丸で囲んで返信を求め、「欠席の場合には選考会の決定事項に従います」と繰り返し強調している。住所・氏名の記入欄と、「1月19日までにご返信をお願い致します」と期限も書かれている。
投稿者は東海地方に住む20代男性。「消防団ってこんな風に入るのか」と疑問に思ったという。待遇次第で消防団に入ること自体は前向きながら、病気を患っているため入団は難しいとも投稿していた。
男性はJ-CASTニュースの17日の取材に応じ、「1週間ほど前に僕宛の封筒が届いていたのがきっかけでした」と明かす。投稿した紙以外に、「選考会」の開催場所・時間が書かれた別の紙も同封されていたという。