北朝鮮に外相交代説 軍出身の「後任」は対米強硬に転じるのか

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核実験やICBM発射再開のリスクは...?

   北朝鮮が1月11日付で発表した金桂官(キム・ケグァン)外務省顧問による談話では、膠着状態にある米朝関係について、「わが国務委員長(金正恩氏)とトランプ大統領の親交が悪くないのは事実」だとしながらも、対話の再開には米国側が北朝鮮側の要求を全面的に受け入れることが前提だと主張。その上で

「われわれは米国がそのようにする準備ができておらず、またそのようにすることもできないということをよく知っている」

とも指摘し、事実上対話の再開が難しいことを示唆している。こういった状況が今回の人事にも反映され、現時点では中断している核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射再開を含む、対米強硬路線を強める可能性もありそうだ。

   ハンギョレ新聞によると、1月18日には駐中国北朝鮮大使や国連代表部の大使が北京を経由して平壌に帰国する姿が目撃されており、「北朝鮮の対外戦略の再整備と関連した動きという観測が出ている」としている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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